【書評】バカでも年収1000万円
ふつうのビジネスパーソンが年収1000万円を目指すための「バカ6大奥義」を指南する、ゆかいなハウツー本です。
こんにちは、諌山(いさやま)です。
さて、今回は「バカでも年収1000万円」という本をご紹介します。
10年ほど前に本屋で見かけたこの本ですが、「バカでも年収1000万円」という表紙につられて、ついつい買ってしまったものです。
レコードのジャケ買いみたいなものですね。
内容は面白い・・というか普通にためになります。
本の著者について
この本の著者である伊藤義之さんは、広告戦略のコンサルタントで会社経営者です。
奇抜な格好で目立っていた方だと覚えています。
どんな格好か気になる方は、下記リンク先をご覧ください。
関連リンク:日本経営合理化協会HP内「講師・著者紹介ページ」
以前は、メールマガジンも発行していて、日刊だったので毎日読んでいました。いまはメルマガはやっていないようです。
バカ6大奥義
さて、書籍のメインを構成するのが、著者が提唱する「バカ6大奥義」です。
「奥義」って懐かしいですね。某ケンシロウが出てくるマンガみたいですね。
「バカ6大奥義」の内容はつぎのとおりです。
(1)「成功の糸」は毎週木曜日に降りてくる
(2)「超速行動」でエリートたちを置き去りにする
(3)「弱点レーダーチャート」を使って、どんな大物もやっつける
(4)99%の人がやらない「人に貸しを貯金」する技術
(5)「夢や目標を捨て」て、身軽になったが勝ち
(6)「逆さまの法則」で。あっという間に大成功
この本に書いてある奥義の中からトップバッターである【(1)「成功の糸」は毎週木曜日に降りてくる】をチョイスして述べていきたいと思います。
成功の糸
「成功の糸」とは、かんたんに言えば「成功するためのチャンス」のことです。
しかもこのチャンスは本当に成功の糸なのか、最初のうちは分からないという特徴があります。
・・・なんだか出だしから少し抽象的なお話ですみません。
たとえば、つぎのような場面でしょうか。
「これまで見たことがない仕事の依頼が来た。」
「できるかどうかわからないけど新しい仕事が現れた。」
このようなチャンスというかキッカケが現れたときは、とりあえずジャンピングキャッチして、その仕事を受けてやってみる。
そうすれば、得られた経験をもとにして、新しい領域の仕事もできるようになって、業務の幅も広がってきますし、仕事をとおして交流した人たちとの新しい人脈ができることもありますよね!といったところでしょうか。
私(諌山)の例だと、最初は司法書士として登記業務ばっかりやっていましたが、ついでにお客様から契約書のチェックを頼まれたり、なぜか税務のことを聞かれたりしながら、気がついたら社外役員への就任を頼まれたりすることもありましたね。
派生するモノゴトにも取り組んでいくと、思いもよらぬ展開になっていることがあります。
ためらったり、腰がひけてしまいます
ですが、成功のチャンスかもしれない場面に遭遇したとき、だいたい次のように考える人が多いです。
「いやあー、そういうのやったことないし、失敗したらいやなので、断ろうかなあ・・・。」
そうですね。これが普通の考えかもしれませんね。
しかしこれは大きな機会ロスを生み出している可能性があります。
このチャンスを逃すと二度と同じチャンスは巡ってこないことは、人生の中で結構あります。
もちろん場合によっては、チャンスと思っていたものがピンチになることもあるかもしれません。
それでも難問やトラブルを乗り越えることで得られた貴重な経験値や人との出会いは、その後のビジネスライフの中で長く生きますので、珍しいものにはとりあえず飛びついてみる習慣づけは、決して悪いことではないです。
「いままでやったことがないこと」を選択
その一方で、「チャンスとか全然ないよ・・・」という人は、これまでやったことがない新しいことにチャレンジするのはいかがでしょうか。
誰でも、ちょっとやってみたかったことはあると思います。
・・・資格を取りたかった。語学をもっと学びたかった。ブログを始めてみたかった。YouTube動画を投稿してみたかった・・・
人それぞれですが、やってみたいことはあるはずです。
著者は読者に、つぎのようなアドバイスを贈っています。
「いままでチョイスしなかった選択肢」をつかんだら、フルパワー&フルスピードで行動に移す。
【補足】
奥義として、成功の糸は「木曜日」に降りてくる、と書いてありますが、木曜日にはそんなに深い意味はないですから、読者のお好きな曜日でオッケーです。
まとめ
「バカ6大奥義」のほかにも、「バカ15法則」とか「バカ16スキル」なども掲載されています。
ぜんぶの奥義・法則・スキルを実行すると、人生がものすごくビジーになること間違いなしですが(笑)
今でもたまにこの本を読んで元気をもらっています。
主にビジネス・仕事の現状を打ち破りたいと考えている方は、問題を解決するヒントを見つけることができるはずです。
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