グーグルアドセンス審査の承認を受けるまでの申請回数と期間【具体例も】

アドセンス申請して不承認だったブロガー「グーグルアドセンスの審査がなかなか通らないけど、対策はどうすればいいのかな。具体例が見れるといいけど。」
こんにちは諌山(いさやま)です。
このブログ(currentsogo)が、グーグルアドセンス審査で承認を受けましたので、その経過などを報告したいと思います。
この記事のポイント
- アドセンス審査を通過したブログの具体例
- どんなサイトが審査でアウトになるのか?
アドセンス審査を通過したブログの具体例
サイトの記事をひたすら削除する作業が続きましたので、けっこうメンタル的に大変でしたが、↓このくらいの回数と期間がかかりました。
- 申請回数:6回
(6回目の申請で承認してもらえた) - かかった日数:およそ2週間
ページ数が多いブログでも即死
ブログ制作のモチベーションアップのために、このブログに広告を貼ってお小遣いもらえるといいなあ~と思いまして、ネットの世界ではわりとベーシックな広告である、グーグルアドセンスに申請してみました。
ちなみにアドセンス広告とは↓このようなものです。
アドセンスに申請する前(2020年1月現在)のサイトの状態は次のとおりです。
- サイトの種類:法律系事務所のブログ
- サイト開設時期:2019年10月
(ただし、2011年に開設した旧サイトからの移行です) - ページ数:雑多な記事230ページ
- ブログ環境:独自ドメイン+ワードプレス
このブログの環境
独自ドメイン→お名前.com
レンタルサーバー→エックスサーバー
サイト管理システム→ワードプレス
ブログ記事の内容ですが、60%が「その日の雑感」を書いたもので、残りの40%が「法的な手続きの解説・法改正の情報」でした。
一番最初に申請したときは、「これだけページ数が多いからいけるんじゃないかな?」とタカをくくっていたのですが、申請したその日に落とされました。
朝出して、夕方に不承認メッセージをもらった格好です。
不承認の理由ですがこのようなものでした
価値の低い広告枠(コンテンツが複製されているサイト)について
AdSense のプログラム ポリシーに記載されているとおり、ユーザーにとって価値がほとんどないページやアプリ、または広告の比率が高すぎるページやアプリには Google 広告が表示されません。これには、第三者が提供するコンテンツに付加価値を付けずに、コンテンツをコピーまたはリライトしたページやアプリが含まれます。
ご覧のとおり、不承認の理由はとてもあいまいな書き方で、具体的にどこが悪いのかぜんぜん教えてくれません。
ですが、よーく読んでみるとGoogleが言わんとすることは、なんとなくわかります。
- ユーザーにとって価値のあるページであること
- 第三者のコンテンツのコピー・リライトはダメ
このあとは、雲をつかむような作業でしたが、以下のような対策をどんどん進めてみました。
日記みたいな記事を大量に落とす
こんな感じの記事↓が多かったですので、サイトから大量に落としました。

落とした記事は、「雪が降りました」とか「〇〇に行きました」、「〇〇を食べました」といった日記みたいな記事です。
カンタンに言えば、他人から見るとつまらないページです。
というわけで、過去の思い出100ページ以上を非公開にしました。
YouTube動画を埋め込んだ紹介記事を落とす
これも「他のソースからのコンテンツ」対策になります。
私は、以前に20本ほどYouTubeに動画を投稿していたことがあります。せっかくだからこのブログでも動画を埋め込んで再生できるようにしていました。
こういったページも、他のソースであるYouTubeのコンテンツを単に転載しているだけで、オリジナリティの乏しいブログページと判定されるおそれは十分にあります。
ほかにも、私が面白いと思ったYouTube動画を紹介していた記事もありましたので、あわせて全部削除しました。↓

まあ、YouTubeの動画自体が消えるわけじゃないですから、これはサクサク作業が進みました。
新聞サイトから記事を引用しているページを落とす
ブログ記事のなかに、新聞社のサイトから記事の一部を引用して、それについて私が感想を書いたものがありました。

引用としての使い方としては問題ないと思うのですが、アドセンス審査では他のネット記事のコピーコンテンツと判断される可能性があります。
そこで引用記事を載せているページは非公開にしました。
移行前の旧サイトを閉鎖する
このブログですが、実は2代目のサイトになります。
というのも以前、別のドメインとレンタルサーバーでやっていたブログがありして、そこからこのサイトに移転してきた経緯があります。
新・旧のブログはいずれも独自ドメインを取得して、レンタルサーバーでサイト公開しています。
その旧ブログの全てのページから、現在のブログに自動転送されるように設定していましたが、アドセンス審査のために思い切って閉鎖しました。
なぜなら、旧ブログサイトには新サイトと同じ記事がいっぱい載っていますので、複製コンテンツだとGoogleに判断されるおそれがあるからです。
こうして、ブログのページ整理をどんどん進めていったところ、ブログのページ数や記事の内容がかなり厳選されたものとなっていきました。
6回目の審査でようやく承認
そんなこんなで、日記っぽい内容のうすいページを落として、YouTube紹介ページを削除して、新聞記事を引用して載せていたページを非公開にしたところ、このブログは次のような状態になりました。
- ページ数:60ページ(以前は260ページもあった)
ブログ記事の内容ですが、「その日の雑感」記事はほぼ0%まで減少、「法的な手続きの解説・法改正の情報」がほぼ100%になりました。
さらに、申請の途中で新たな記事一つを追加しています。
5回目の審査までは、申請すると当日か翌日には不承認のメッセージが来ていたのですが、6回目の審査だけは違いました。4日間ほど待たされてからようやく承認が出ました。
こんなメッセージがもらえます。↓

どんなサイトが審査でアウトになるのか
どんなサイトが、読者に好まれる審査にとおりやすいサイトなのか、これについて、Googleがヒントを出しています。
アドセンスの申請をするために、Googleが出しているガイドラインはぜひ一読することをオススメします。
ウェブマスター向けの品質に関するガイドラインをよく読む
これはグーグルがウェブマスター(サイト管理者)むけに出している指針になります。
ユーザーと広告主様の利便性を確保するため、AdSenseプログラムに参加するサイト運営者様はウェブマスター向けの品質に関するガイドラインに準拠していただく必要があります。(中略)特に重要な情報をいくつかご紹介します。
・サイトでは付加価値を提供するようにしてください。実質的に内容が重複している複数のページ、サブドメイン、ドメインを作成しないでください。
・ユーザーが真っ先にサイト運営者様のサイトにアクセスしたくなるような、関連性の高い独自のコンテンツを提供してください。
検索エンジン向けに作成された誘導ページや、オリジナルのコンテンツがほとんどないアフィリエイト プログラムのようなテンプレートを使用しないでください。
上記の指針を読むと、内容が重複(複製)したサイトはダメで、付加価値と独自性を出してほしいことを提案しているようです。
この指針でいうところの「関連性の高い独自のコンテンツ」とはなんだろう、と思う方もいると思います。
それについてもグーグルが解説しています。
関連性の高い独自のコンテンツも読んでみる
「関連性の高い独自のコンテンツ」をクリックすると、以下のような記事があるページに移動します。↓
価値のない質の低いコンテンツ
サイト内で低品質のページや浅薄なページが検出されました。価値のない質の低いコンテンツを含むページには、以下のようなものがあります。・自動生成されたコンテンツ
・内容の薄いアフィリエイト ページ
・他のソースからのコンテンツ(例: 無断複製されたコンテンツ、低品質のゲストブログ記事)
・誘導ページ
この記事を私なりに解説してみます。
自動生成されたコンテンツ
プログラムを使って自動生成された記事はもってのほかです。そんな楽はさせてもらえません。
グーグルが評価しないサイトとして、アフィリエイト広告を載せるためだけのサイトや、コンテンツの内容に独自性が乏しいアフィリエイトサイトがあります。
内容の薄いアフィリエイト ページ
アフィリエイトが悪いわけではないです。サイトのコンテンツがアフィリエイトの対象となる商品・サービスの紹介ばかりで、つまらなくて独自性がない場合、Googleは評価しないということですね。
他のソースからのコンテンツ(例: 無断複製されたコンテンツ、低品質のゲストブログ記事)
ここが最重要かもしれません。
無断でコピーしたコンテンツを載せているサイトはGoogleは評価しません。
私の意見になりますが、たとえ正当な引用方法であっても、記事の大きな部分を占めるような場合はご注意じゃないかなと思ってます。
Googleはおそらく機械的に審査していると思われますので、引用であっても「これは複製したコンテンツじゃないか?」と判断されてしまう可能性はけっこうあると思いますので、引用もほどほどにしておいたほうが良いと思います。
誘導ページ
誘導ページ、つまり、ある特定の「アクセスしてほしいページ」へのリンクを貼ることが目的で、有益なことが書いていないページも同様にGoogleは評価しません。
そのほかにも大事なこと
これ以外にも、一記事あたりの文字数が少ない記事(だいたい1000文字以下)は、Googleに「内容が薄いページ」だと思われる可能性があります。
私もブログを書いていてわかりますが、それなりの独自性と説得力を持たせようとして、じっくりと書いた記事は2000~3000文字以上になることが大半だからです。
プライバシーポリシー【必須コンテンツ】
上記以外にもGoogleは「必須コンテンツ」として「プライバシーポリシー」の設置があります。
プライバシーポリシーはどんなものを書いておけばいいのかといえば、これもGoogleが「必須コンテンツ」の中でその例を示しています。
以下は「必須コンテンツ」で書いてある内容をもとに、私が実際に使っているプライバシーポリシーになります。
もしよろしければ、これはご自由にお使いいただいてもかまいません。
プライバシーポリシー
(広告配信におけるCookieの利用について)
- Google などの第三者配信事業者が Cookie を使用して、ユーザーがそのウェブサイトや他のウェブサイトに過去にアクセスした際の情報に基づいて広告を配信する場合があります。
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- 第三者配信による広告掲載を無効にしていない場合、第三者配信事業者や広告ネットワーク(Googleアドセンス)の配信する広告がサイトに掲載される場合があります。
まとめ
結局、グーグルアドセンスの審査では、記事の数が重視されているわけでなく、その内容を見られているんだなあ・・・・ということがわかります。
もちろん、読者にとって有益でためになるサイトであることは大切なポイントになります。
さらに言うなら、同ジャンルのよそのサイトの記事と比べて、あなただけの切り口やモノの見方が書いてあると、Googleに評価される記事になるんじゃないかなと、わりと確信しています。
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サイト管理システム→ワードプレス