会社を辞めてからの転職活動は多動性で乗り切る【メリット・デメリット】

転職活動

「会社を先に辞めてから転職活動すると、どうなるんだろう?
 と言うか、もうやめようと思ってるけど、どうすればいいのかな?」

そんなお悩みに答えていきます。

会社を先に辞めてからの転職活動について、メリット・デメリット、活動に移る前に自分の過去の棚卸しをオススメする理由、転職活動の基本的な行動の原則などについて解説します。

ブログ筆者(いさやま)も何度も転職活動をしていますが、経験談も述べています。

今回の記事のポイント

今回の記事のポイントは以下のとおりです。

  1. 会社を辞めてから転職活動するメリット・デメリット
  2. 自分の過去を棚卸(たなおろし)してみる
  3. 転職活動は素早く行動する
  4. 断られてもへこまない

会社を辞めてから転職活動するメリット・デメリット

下記のメリット・デメリットは先に会社を辞めてから転職活動する場合のものです。

会社に勤めながら転職活動をする場合、下記のメリット・デメリットは逆になります。

メリット

転職活動をする時間が自由に取れる

会社を辞めているわけですから、他に副業でもやっていない限り完全にフリーです。
自分の転職活動のために、たっぷり時間が使えます。

転職サイトに登録したり、企業の人材募集の広告を見て応募したりいつでも自由に転職活動ができます。

そうそう、失業保険がもらえそうな方はハローワークで手続きをするのを忘れないようにしましょう。

企業の公式サイトや口コミを調べる

企業の公式サイトに掲載されている事業内容や、プレスリリースなどを見ることによって、転職先の候補を時間をかけて調べることができます。

あるいは、候補企業が取り上げられているクチコミサイトなどを見て、勤務実態をある程度知ることもできるでしょう。

提出する履歴書や職務経歴書に書いていく志望動機や職歴・経歴の内容を、応募先の企業に合わせたものにカスタマイズしていく時間を持つことができます。

スキルアップに時間を使える

もう会社に時間を縛られることはありませんので、これまでできなかったスキルアップに時間を使うことができます。

転職に有利な資格を取得したり、PCスキルを伸ばすのも良いです。
読書をして知識を得ることもいいですね。

時間を自分自身の成長にしっかり使えます。

心と体を休められる

朝はやく起きて満員電車に揺られたり、交通渋滞に巻き込まれることもなくなります。

次の勤務先が決まるまで、心身ともにしっかり休んでリフレッシュすることができます。

これは大きなメリットですね。

デメリット

経済的につらくなる場合がある

もうすでに会社を辞めてますので、ある程度預金などの蓄えがないと、徐々に経済的に生活が厳しくなってきます。

できればですが、少なくとも3〜4か月間はなんとか生活できる蓄えはあった方がいいですね。

この生活できる蓄えというのは、食べていくことでやっとのレベルではなくて、転職活動のための交通費や、身だしなみを整えるためのスーツ代やクリーニング代、散髪・美容院の費用なども出すことができるレベルということです。

失業保険をもらえるケースでしたら、失業保険の給付を受けながら転職活動をすることができます。

長引くと焦りが生まれやすい

わりとすぐに転職先が決まる場合は良いのですが、もし転職活動が長引いてしまうと無職の期間が長くなってきます。

そうなると、次の勤務先をはやく決めたくなる気持ちが強くなってしまうことがあります。

このような焦りが先行してしまうと、応募先の企業をよく吟味しないまま安易に転職してしまうリスクが高くなりますのでご注意ください。

ブラック企業で心身共に消耗しているときは辞めましょう

いわゆるブラック企業ですっかり消耗している方は、できるだけすみやかにその会社から離れましょう。

ブラック企業は、長時間労働で低い給料、パワハラも横行している場合が多いです。

このまま続けると、間違いなく心身ともにクタクタになって、ヘタすると働けない体になってしまう場合もあります。

そうなる前に、ブラック企業はなるべく早めに辞めることを強くオススメします。

自分の過去を棚卸(たなおろし)してみる

目指したい業種や職種について、ぼんやりとしたイメージしか持っていない人もいるかもしれません。

逆に、目指す転職先はハッキリしているけど、自分のアピールポイントを選びきれていない場合もあると思います。

そんな方にオススメできる行動があります。

それは「これまで何をしてきたのか、なにが得意なのか」をざっと書き出してみることです。

時系列で、これまでの勤務先、業務内容や仕事でやってきたことを、紙やWord(MacユーザーはPages)などに書き出してみましょう。

過去を振り返って、とにかくポジティブに取り組んできたこと、未来の就職先に役立ちそうなことを書き出します。

そうすることによって、忘れていた自分を再確認することができますし、書き出した書類は「職務経歴書」のドラフトとして使うことができますので、作業の効率化につながります。

転職活動はすばやく行動する

転職活動は、すばやく動くことが成功につながりやすいと思います。

少しずつ確かめながらゆっくりと転職活動するのもいいかもしれませんが、あまりオススメできません。

私の過去の失敗談

ブラック不動産屋に2年も勤めてすっかり疲れてしまった私は、次の仕事を決める前に、会社を辞めてしまいました。

そして転職活動を始めたのですが、その時の失敗は次のとおりです。

とりあえず、人材紹介会社一社に登録して様子見をしてしまったことです。

もちろん求人広告なども見ていましたが、不景気だったせいか求人自体があまりありませんでした。

最初に登録した人材紹介会社から一件だけ紹介を受けましたが、それっきりで連絡がなくなりました。

これだけで1か月くらい経ってしまい、時間を無駄にしてしまった経験です。

1か月を無駄にするくらいでしたら、たとえば転職サイトや人材紹介サイトに登録するのでしたら、最初から複数のサイトに登録することをオススメします。

転職活動に限らず仕事探しは、応募してから先方のがあるまで、時間がかかることがけっこう多いです。

私は無駄な時間を過ごした後、意を決して10社以上に登録して、ようやくまともな転職活動をスタートさせることができました。

転職活動は、とにかく早め早めに進めていくことをオススメします。

断られてもへこまない

断られてもへこまないと言っても、実際にお断りされるとへこむのは仕方がないです。

ここで申し上げたいことは、断りのメールが来るまで待つことなくどんどん次の応募や登録をしていきましょう、ということです。

求人広告を見て応募しても、企業からの返事がそもそもなかったり、何週間や何か月も待たされた挙句にお断りのメールだけということもあるでしょう。

人材紹介サイトに登録しても全然オファーがなかったりもします。

そう言った結果を目にするまでに時間がかかってしまうこと自体がもったいない、と思うのです。

私が言われたこと。「あなたは第二新卒以下だ。」

10社以上の人材紹介会社に登録した私は、ある一社から連絡を受けました。

そのとき、人材紹介会社の社員から言われたことは次のとおりです。

「あなたの職歴は、第二新卒以下です。」

そりゃそうですね。
司法書士事務所6か月間、街中の小さな不動産屋2年間という職歴で転職活動していましたから。

正直、この言葉にはこたえました。
でも、こんなことにかまっている時間がもったいないですので、めげずに転職活動をどんどんやっていきました。

先に会社を辞めてからの転職活動のまとめ

それでは最後にまとめていきたいと思います。

  1. 会社を辞めてから転職活動するメリット・デメリット
    • 時間的な自由は魅力的です。ただし、長引いて焦るとロクなことがありませんので、経済的な余裕はある程度あったほうがいいです。
  2. 自分の過去を棚卸ししてみる
    • 忘れていた自分の再確認ができます。職務経歴書のドラフトにもなります。
  3. 転職活動は素早く行動する
    • どんどん前倒しするくらいの気持ちで良いと思います。ゆっくりじっくりは逆に失敗のもとになりかねません。
  4. 断られてもへこまない
    • 断られてへこんでいる時間がもったいないです。どんどん転職活動を進めていったほうが有意義です。

記事のおわりに

転職活動は、早め早めに行動して、応募や紹介を受ける機会をたくさん増やしていったほうが、短い期間で充実した結論を得る可能性が増えると思います。

行動力を高めて、どんどん先に進みましょう。

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