フォーサイトの司法書士試験講座の無料体験をまじめに受講したレビュー
【現役司法書士によるレビューです。2022年1月11日記事更新】
フォーサイト(Foresight)という資格予備校があります。
この予備校の歴史はわりと長くて1993年創業ですから、まあまあの老舗ですね。
これまで宅建・行政書士・社労士・FP・簿記などの資格講座は取り扱っていましたが、2021年4月から司法書士講座(通信講義)を開講しています。
今回は、フォーサイトが提供する司法書士通信講座の「無料体験」をまじめに受講してみました。
無料体験の申し込みの方法から講義動画やテキスト・問題集がどうなっているのかお話ししたいと思います。
フォーサイト(Foresight)の公式ホームページはこちらになります。
一流講師が指導する司法書士通信講座はフォーサイト!
この記事の筆者です
こんにちは、諌山(いさやま)です。
平成10年に司法書士試験に合格したものです。
2009年に司法書士登録をして、現在は司法書士事務所を運営しています。
この記事の概要
フォーサイトの無料体験の申し込み方法
フォーサイトのホームページの中にある「資料請求」のページに行きましょう。
資料請求ページにあなたの情報を入力することで、資料請求ができます。
入力するあなたの情報は、「氏名」・「住所」・「メールアドレス」です。
情報の送信が完了すると、フォーサイトからお試し用パスワードをお知らせするメールが送られてきますので、すぐにeラーニング無料体験を始めることができます。さっそく視聴しましょう。
サンプル教材などの資料は後ほど郵送されてきますので、それまでゆっくりとお試し無料体験をお楽しみください。
eラーニング無料体験は「ManaBun(マナブン)」で
フォーサイトのウェブ講座は「ManaBun(マナブン)」というページで視聴することができます。
ManaBun(マナブン)は、Webブラウザ(PC・スマホ)とスマホアプリ(iPhone・Android)の2つの方法でアクセスできます。
お試し無料体験でもスマホアプリは使うことができました。
無料体験の内容は?
無料体験で視聴できる講座は、「基礎講座・民法総則」の講義6回分になっています。
講義動画の1回分は長くても10分程度ですので、サクッと短時間で視聴することができますね。
教材テキストもPDF形式のファイルでダウンロードして読むことができますので、冊子版が手元にないときでも学習することができる仕様になっています。
チェックテスト(小テスト)、確認テスト(中テスト)も体験できますので、ゲーム感覚で学んだ知識を復習することできるようになっています。
フォーサイトの教材はフルカラーです。
資料請求をしてから、数日後にサンプル教材が郵送されてきました。
テキストと問題集は、無料体験で視聴できる民法総則(6回分)の範囲が収録されています。
フォーサイトのテキストはフルカラーです。白黒刷りのよくある教科書風ではありません。
テキストの段落ごとに、文字をかこむ背景色を変えていますので、文字がズラズラ並んでいるようなウンザリ感がしないデザインになっています。
テキストに書いてある言葉も、わかりやすい表現をするよう心がけているようでして、初学者が法律用語で挫折しない工夫が見られます。
文字だけでは理解が難しいところ(Aさん・Bさん・Cさんの相関図みたいなもの)は、登場人物をイラストで載せていますので、初学者の理解の助けにはなるはずです。
つまり、ビギナーにやさしい親切設計です。読んでいて好感触です。
サンプル問題集
問題集は「問題ページ」と「解説ページ」が見開きの左右に分かれて配置されています。
問題ページをめくらなくても、解説ページを確認できる作りになっています。答え合わせしやすいですね。
ですから、左側ページの問題を解いているときは、右側ページ(解説)は下敷きなどで隠しておいた方がいいかもしれません。
フォーサイト司法書士講座の講義を受けた感想は?
講義動画には、動画の始まりとラストだけ講師の先生のお姿が登場しますが、講義のメインの部分は、フルカラーの講義テキストを画面いっぱいに大きく表示して、それもとに講師が解説するスタイルです。
テキストが動画のスクリーンいっぱいに拡大表示されていますので、視聴者の視線が手元にある冊子と動画を行ったり来たりしなくても良いのが好感触ですね。
講義動画の再生速度は0.8倍・1.0倍・1.5倍・2.0倍の4段階で選ぶことができますので、もちろん時短視聴もできます。
一本の講義動画は10分程度ですので、ちょっとしたスキマ時間でも学習ができるように工夫されています。お時間がある時は何本かまとめて聞けば良いでしょう。毎日少しづつ進めるのもありです。
講義だけではなくて、チェックテスト(小テスト)・確認テスト(中テスト)も用意されています。
Web上で○✖️式のチェックテストを受けることができますので、動画視聴が終わったらすぐに復習できます。
動画視聴というインプットと、チェックテスト・確認テストというアウトプットを繰り返すことで、学習した内容を頭のなかに定着させる構成になっています。
デジタルテキストもWeb上で開くことができますので、PC・タブレット・スマホでテキストだけを読みたい方もOKです。
フォーサイトの講座は結局どうなのか?
講義の動画や音声を聴きながら、テキスト+問題集を回していけば、合格するための実力はかなり身につくはずです。
学びやすさ、親しみやすさ、とっつきやすさは、かなりの高レベルに達していると思います。
カラーテキストは目にやさしいです。
フォーサイトの考えは、受講者の学習の負担を軽くするために、試験によく出る重要論点を中心に学習してもらい、なるべく合格に必要な知識だけを頭にインプットしてもらう作戦のようです。
ですから、テキストは割とシンプルな構成ですが、じゃあボリューム不足かといえばそんなことはなく、筆者が見た感じでは必要十分な内容になっています。
冊子版のテキスト・問題集がついてきます。
初学者コースとして、基礎講座と過去問講座がセットになった「バリューセット」があります。
「バリューセット」には、冊子版のテキストと問題集がついてきます。
おまけに、模擬試験問題もついてきます。
司法書士試験は択一式と記述式の問題が出題されますが、バリューセットに含まれている「過去問講座」で記述式対策の講座がきちんと組み込まれていますので、記述式対策もオッケーです。
動画(音声)+テキストで学習したあとは、問題集で復習するという流れは基本ですので、フォーサイトで学習を考えている方は「バリューセット」がおすすめ講座になります。
気になる価格はこちらをクリックしてご確認ください(↓)
フォーサイトの公式ホームページはこちらになります。
一流講師が指導する司法書士通信講座はフォーサイト!
模擬試験・答案練習会は外部サービスの活用も
フォーサイトだけではなくオンライン専業の資格スクール全体に言えることですが、答案練習会(答練)や模擬試験については若干不足しています。
フォーサイトは模擬試験は1回分ついてきます。
オンライン講座で模擬試験を用意しているのは、すごいことなのですがちょっと回数不足かもしれません。
司法書士試験は、決められた時間内にたくさんの問題をこなしていく処理能力が試される試験でもあります。
ですから試験に慣れるためには、もう少し回数をこなしたほうがいいと思います。
ということで、フォーサイトが用意した模擬試験だけではなく、他校の答案練習会と模擬試験も併用することをおすすめしたいです。
※模擬試験でしたら規模・実績ともにLEC一択です。
LECオンラインショップ(E学習センター)
というわけで、
フォーサイト司法書士通信講座のカリキュラムからは、学びやすさ・親しみやすさ・とっつきやすさ、そして受講者の学習の負担を軽くしたいというポリシーを感じました。
フォーサイト(Foresight)の公式ホームページはこちらになります。
一流講師が指導する司法書士通信講座はフォーサイト!
まとめ
フォーサイトの公式ホームページはこちらになります。
一流講師が指導する司法書士通信講座はフォーサイト!
※模擬試験でしたら規模・実績ともにLEC一択です。
LECオンラインショップ(E学習センター)
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