仕事をしながら司法書士試験に独学で合格する方法について考えてみた

学習

この記事は、独学で司法書士試験の勉強を考えている人、独学でできるかちょっと不安な人、勉強の進め方がもう一つわからずに悩んでいる人を対象としています。

このブログをご覧いただくと、独学で司法書士試験対策の勉強でどのような行動をとると良いのかわかります。

私は、最初の1年間はスクールで講義を受けていましたが、2年目以降も同じ講義をまた受けるわけではありません。

2年目以降は、手元に残ったテキスト使って独学状態で学習していました。

じゃあ最初から独学で勉強するのだったら、私ならどうするだろうか?ということについてお話をしたいと思います。

この記事の筆者

司法書士事務所を開業して今年で10年経ちました。

日々の業務をおこなっていて、感じたこと考えたことをブログでお伝えしています。

この記事の概要

学習時間をどこかで確保しましょう

まず、一番最初に少し考えて欲しいことは「学習時間の確保」です。

一日あるいは1週間のどの時間帯を学習にあてられるのか、あなたの生活に合わせて考えることです。

たとえば、社会人の方でしたら、通常は1日のうち8時間くらいは仕事をしているわけですから、それ以外の時間帯のどこで学習時間を取れるのか考えると・・・

一つは「早朝」ですね、あるいは「勤務先までの移動時間」、「お昼休み」の時間、「仕事が終わった後」の夕方以降の時間帯、ということになります。

最近はいろんな働き方がありますので、自宅で仕事をしている人でしたら、学習時間をフレキシブルに取れるかもしれません。

短時間のアルバイトやパートのお仕事をしている方でしたら、もう少し時間を確保できるかもしれません。

どのくらいの勉強時間が望ましいのか?

たとえば、仕事をしながら司法書士になるための勉強をするのでしたら、一日2時間から3時間、休日はできれば7時間8時間以上は確保できると理想的です。

一日あたり、どのくらい勉強したほうが良いのか、これは人それぞれかもしれません。それでもある程度の目標は上記のとおりです。

もっと多く取れるとさらに良いのですが、食事や家事をする時間もありますし、睡眠時間も必要ですので、それらとのバランスで無理をしすぎないように学習時間を取れるようにしたほうが良いです。

ということで、1日や1週間のなかでどの時間帯を学習に振ることができるのか、考えたほうが良いです。

なぜ、これくらいの時間を勉強にあてたほうが良いのか?その理由は下記の記事でもご紹介しています。

関連記事
【3000時間説】司法書士の試験合格のために必要な勉強時間について考えてみた

年間スケジュールは大まかでも立ててしまう

スケジュール

初めて司法書士試験に合格するための勉強を独学でするのでしたら、年間の学習スケジュールを立てることを強くおすすめします。

なぜなら、期限をもうけて、その期限までに勉強を終わらせるように頑張るくせをつけないと、あとあと学習の進み具合に影響が出てきます。

自分なりの期限をつくって勉強しないと、一つの教科の勉強がなかなか終わらずに、学習期間だけがずるずると伸びてしまって、その結果、全部の単元を終わりきる前に、本試験の日を迎えてしまうことになりかねないからです。

予備校のカリキュラムなんかも参考になります

独学のお話なのに、ここでちょっと資格予備校のことをお話ししますが、資格予備校ではだいたい1年から1年半程度で学習のカリキュラムを組んでいます。

憲法とか民法とか、学習範囲ごとに期間を区切って講義のスケジュールが組んであります。

私が見た範囲では、ざっくりですが、次のような感じです。

  • 憲法 1か月
  • 民法 2か月
  • 不動産登記法 2か月
  • 会社法と商法 1.5か月
  • 商業登記法 1.5か月
  • 刑法 1か月
  • 民事訴訟法・民事執行法・民事保全法 1か月
  • 供託法・司法書士法 1か月。

これだけでも11か月です。

教科によってはもっと長く時間がかったり、もちろん逆に短く済む場合もあると思います。

民法なんかは3か月くらいかかるかもしれません。

逆に、司法書士法は1か月もかからないかもしれません。

ということで、どの教科をいつまでに終わらせるか、目標を作って学習を進めないと、ずるずると一つの教科の勉強が長引いてしまうことがあります。

そこで、ざっくりしたものでも構いませんので、年間スケジュールを立てておきましょう、ということをお伝えします。

テキストと問題集はブランドを統一

ブランドを統一

司法書士試験の学習に必要なものは、「テキスト」と「過去問題集」、そして「判例六法」と「登記六法」です。

その中でも、テキストと問題集は同じ出版社で揃えたほうがいいのか?という問題です。

私のおすすめは、勉強を始めたばかりの方(初学者)でしたら、テキストと問題集は同じブランドで揃えたほうがいいです。

というのも、テキストは科目ごとに分かれていますが、たとえば、「民法」と「不動産登記法」、あるいは「会社法」と「商業登記法」のように関連している部分が多いテキストとの間を行ったり来たりして参照することもあります。

さらに、問題集もテキストと相互に補完しあう関係にあります。

テキストでまず学習して、それから問題集を解いて、わからないところがあれば解説を見て、さらにわからないことがあればテキストに戻って確認するように、行ったり来たりする関係にあります。

そして、同じブランド(シリーズ)であれば、文章のレイアウトは同じような構成になっていますので、行ったり来たりして見ることになっても、違和感がありません。

ですから、初学者でしたら同じブランドで揃えたほうが良いですよ、とお伝えしたいのです。

中級者以上のかたはご自由にどうぞ

その一方で、ある程度学習が進んだ方が、基本書や問題集をいろいろな異なるブランドを集めて勉強に活用している人はいます。

学習の仕方は人それぞれですので、もちろんそのことを否定はしません。

ですが、初学者の方でしたら、どの出版社のテキストがいいとか、問題集がいいとか、その選択に時間をかけすぎるのはもったいないですし、その時間を実際の勉強時間に使ったほうが有益だと思っています。

もう一度、初学者の方へ【六法だけでは司法書士試験の勉強はできません】

ちょっと余談になりますが、司法書士試験の勉強をするために「六法」はもちろん用意しますが、それだけでは勉強はできないことはご存知だと思います。

必ずと言っていいほど、適切な「テキスト」と「過去問題集」を使って勉強することになります。

テキストのことを、司法書士受験界では「基本書」と言いますが、この基本書は大きめの書店に行ってみるとわかりますが、だいたいは大手の受験予備校が出版したものが売られています。

たとえば、LEC、TACあたりが有名ですね。

書店で実際に手に取ってみて、あるいはネットでの評判をみて選ぶことになると思います。

もし司法書士試験の勉強を始めたばかりの方でしたら、先ほどからお伝えしているように、基本書と問題集は同じブランドで揃えることをおすすめします。

学習をはじめるのでしたら、定評のあるものを選んだほうが間違いがありません。

テキストで勉強したら問題集をすぐに解いてみる

スピード勝負

学習方法の基本は、テキストで一つのセクションを勉強したら、速やかに同じセクションを問題集で復習することです。

たとえば、テキストの民法総則の「代理」のところを勉強したら、すぐに問題集の同じ「代理」のところを解いてみる、という勉強法です。

テキストでインプットしたら、問題集でアウトプットできるようにするのです。

ここで注意して欲しいのは、問題集を解いたあと、マルバツだけつけて、ほったらかしにしないことです。

とても基本的なお話になってしまうかもしれませんが、問題集を解いたら、間違ったところはどうして間違ったのか?わかっておかないと、また同じ問題を解いたときに、正解にたどり着けません。

問題集の解説を読んで知識のあやふやなところを整理して、再び同じ問題を、解いたときに間違いないようにすることが重要なポイントになります。

くり返しの学習が重要ポイントです

でも・・・そうですよね。

そうは言っても、一度間違えたところを、また間違えてしまうことは私もよくありました。

人の記憶力なんてそんなものだと思います。

ですから、テキストと問題集は、複数回繰り返して勉強することで、知識の穴をだんだん埋めていくことになります。

あと、テキストをあまり読まないまま、問題集ばかりやってしまう人もいますが、私はあまりおすすめしません。

本試験では過去問とよく似た問題は出るかもしれませんが、全く同じ問題が出てくることはありません。

勉強を始めたばかりのかたが、テキストで横断的な知識をインプットしないまま、問題集ばかり解いていく勉強法だと、少し変わった問題が出ただけで回答ができなくなってしまう可能性が高くなるからです。

というわけで、

このような学習方法をおすすめします。

模擬試験はぜひ受けることをおすすめします

試験を受ける

ある程度勉強が進んだところで、模擬試験・答案練習会(答練)は受けたほうがいいです。

いくつかの資格予備校が年間で複数回、模擬試験とか答案練習会を開催してます。

もちろんこれは有料になりますが、一回あたりの料金は数千円です。必要経費だと割り切ったほうがいいです。

ところで、どうして模擬試験を受けたほうが良いのか?その理由はつぎのとおりです。

その時点であなたの実力がどれくらいなのか、客観的に実力を測ることができるからです。

過去問とは違って、資格予備校が作ったオリジナル問題を解いてみて、どれくらいの点数が取れるのか、どの分野が弱点なのか分かっていたほうが、そうでない人と比べると、明らかに優位に立てます。

答案練習会に参加して、最初はいい点数が取れなくて、ちょっとへこむこともあると思いますが、きちんと学習を続けていれば、点数は伸びてきます。

がんばりましょう。

※模擬試験でしたら規模・実績ともにLEC一択です。
LECオンラインショップ(E学習センター)

まとめ

というわけで今回は、

ということをお話しいたしました。

この記事を最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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